お口にチャック。
私は自分に自信のない、迷いだらけの人間なので、
子どもたちには、
自分は自分であっていいんだと自信を持って欲しい、
根っこのしっかりした人にしてあげたい、
それだけが親としての願いでした。
ところがねえ。
子どもたちが団体生活の中に入っていくと、
他の子との比較の中で、
できること、できないことがはっきり見えてきて、
そうすると、親だからこそ、心配すればこそ、
できなくてもいいと思っていたことも気になりだすもので。
・・・言わなくてもいいことをつい言ってしまって後悔。
がんこ(長女)小学6年生。
中身は私によく似ているなとますます思う今日この頃。
人とのかかわり方が極端に下手。
下手、と思うのは親の都合で、
彼女は彼女のペースで関わっているのだと思う。
でもあまりにマイペースなので、つい口を出してしまう。
結果。
私の言葉が彼女の自信を奪っていると後から気づく。
間違ってると思ったらちゃんと伝えたいから、
変なこと言ったね、あなたはあなたでいいんだよ、
母ちゃんもあなたのことは信頼してるよ、
信頼してるからこそ、ちょっと苦手なところが見えてしまって
ついそこに口出しちゃってごめんね、と言う。
うふふ、と笑って聞くがんこ。
難しいなあ。
私の両親も、私にこんな歯がゆい思いをしていたのかなあ。
(いや、あんまり気づいてなかっただろうなあ)
よく似ていて、彼女の状況が分かるがゆえに、
もっと早くなんとかしてやりたい思いになる。
でもそれは余計なお世話で、
彼女がひとつひとつ積み重ねて見つけていくしかないこと。
親が先取りはできないんだよ、と自分に言い聞かせる。
親は立って見てるしかできないからね。
・・・それが難しくて苦しいのよね。キー(笑)。